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国家資格一覧(経済産業省認定・情報処理技術者)

ITストラテジスト試験(ST:Information Technology Strategist Examination)

企業が円滑で効率的に経営を行うためには、適切なIT戦略の立案が重要となります。ITストラテジストとは、企業の経営戦略に基づいて、ビジネスモデルや企業の活動のなかで、ITを活用し、システム開発プロジェクトの支援や評価を行うスペシャリストです。トータルな視点からシステム全体を考えるため、コンピュータに関する知識・技術はもちろん、ユーザの業務知識など、幅広い知識や技能などが求められ、これらの総合力を評価する試験制度です。

(国家資格)
主催:独立行政法人情報処理推進機構
URL:http://www.jitec.ipa.go.jp/

プロジェクトマネージャ試験(PM:Project Manager Examination)

スポーツのチームに全体を指揮する監督がいるように、システム開発においてもプロジェクト全体を指揮監督する責任者がいます。プロジェクトマネージャは、プロジェクト計画の作成から、人材・資材・予算・納期・品質管理などを手掛け、プロジェクト全体を円滑に運営する責任者です。さまざまな分野の技術者を組織し、運営していくノウハウや管理能力などが求められ、これらの技能を持った人材であることを証明するかなり難易度の高い試験制度です。

(国家資格)
主催:独立行政法人情報処理推進機構
URL:http://www.jitec.ipa.go.jp/

システムアーキテクト試験(SA:Systems Architect Examination)

システム開発においては、さまざまな技術者がそれぞれの領域を分担して働いています。システムアーキテクトは、ITストラテジストによる提案を受け、具体的なシステム設計を行い、プログラム開発スタッフを指導する技術者です。経理、生産管理などの業務知識から、仕様書作成能力、ハード、ソフト、ネットワーク、データベースなどITに関する知識など、幅広い知識、経験、技能が求められ、システムを実現する中核技術者としての能力を評価する試験制度です。以前は、「アプリケーションエンジニア試験」と呼ばれていました。

(国家資格)
主催:独立行政法人情報処理推進機構
URL:http://www.jitec.ipa.go.jp/

応用情報技術者試験(AP:Applied Information Technology Engineer Examination)

応用情報技術者試験とは、高度な情報技術を活用するために必要な応用的知識、技能をもち、高度IT人材を目指す人を対象としています。高品質なソフトウェアを開発するためには、プログラミング言語の知識はもちろん、論理的な思考能力、ネットワーク、データベースなどに関する実装技術、プログラムのテストなどの技能が求められ、これらの技能を評価する試験制度です。以前は「ソフトウェア開発技術者試験」と呼ばれていました。

(国家資格)
主催:独立行政法人情報処理推進機構
URL:http://www.jitec.ipa.go.jp/

ネットワークスペシャリスト試験(NW:Network Specialist Examination)

コンピュータ同士で通信を行うネットワーク技術は、情報システムの基盤となる重要な技術です。ネットワーク技術者は、ネットワークの構築・運用に関して中心的な役割を担う技術者です。ネットワークの設計技法やプロトコル(通信方式)の知識から、ネットワークの効率的な構築・運用の手法などが求められ、これらの技能を総合的に評価する試験制度です。以前は、「テクニカルエンジニア(ネットワーク)試験」と呼ばれていました。

(国家資格)
主催:独立行政法人情報処理推進機構
URL:http://www.jitec.ipa.go.jp/

データベーススペシャリスト試験(DB:Database Specialist Examination)

膨大な量の情報を効率的に管理するデータベース技術は、情報システムの基盤となる重要な技術です。データベース技術者は、データベースの構築・運用に関して中心的な役割を担う技術者です。試験区分は高度(プロフェッショナル)試験に位置付けられ、高度なデータ管理能力やデータベースの構築・維持の技術などが求められ、これらの技能を評価する試験制度です。以前は、 「テクニカルエンジニア(データベース)試験」と呼ばれていました。

(国家資格)
主催:独立行政法人情報処理推進機構
URL:http://www.jitec.ipa.go.jp/

ITサービスマネージャ試験(SM:Information Technology Service Manager Examination)

導入された情報システムを安全で安定的に稼動させるためには、さまざまな管理業務が必要です。システム管理技術者は、稼動中のシステムの総合的な運用・管理を行う技術者です。システムを構成するハードやソフトなどの構成管理から、システムの性能・セキュリティ・課金管理や、万一の際の障害対応など、幅広い知識や経験が求められ、これらの技能を評価する試験制度です。以前は、「テクニカルエンジニア(システム管理)試験」と呼ばれていました。

(国家資格)
主催:独立行政法人情報処理推進機構
URL:http://www.jitec.ipa.go.jp/

エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES:Embedded Systems Specialist Examination)

マイコンはコンピュータや通信機器はもちろん、自動車や携帯電話、家電製品などにも幅広く使われています。エンベデッドシステム技術者とは、このマイコンに必要なソフトウェアを組み込む技術者です。LSIに関する細かなハードウェア設計からミドルウェア、ソフトウェア、プログラミングなどの幅広い技術や知識が求められ、これらの技能を評価する試験制度です。以前は、「テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)試験」と呼ばれていました。

(国家資格)
主催:独立行政法人情報処理推進機構
URL:http://www.jitec.ipa.go.jp/

情報セキュリティスペシャリスト試験(SC:Information Security Specialist Examination)

インターネットに代表されるオープンなネットワークが普及した現在では、情報の改ざん・漏洩、不正アクセス、ウイルス感染などを防止するため、情報システムのセキュリティ対策が重視されています。新試験制度では、情報セキュリティ試験と情報セキュリティアドミニストレータ試験が情報セキュリティスペシャリスト試験に統合されました。セキュリティに関する技術、知識はもちろん、最新情報の取得や関連法規の知識などが求められ、これらの技能を評価する試験制度です。

(国家資格)
主催:独立行政法人情報処理推進機構
URL:http://www.jitec.ipa.go.jp/

ITパスポート試験(IP:Information Technology Passport Examination)

ITパスポート試験は平成21年度春季試験から実施される試験制度です。ITパスポート試験では、職業人、つまりは働く人たちのほとんどが共通にもっておくべきITの基礎的な知識を問われます。新試験制度での初級レベルに位置付けられており、試験区分は旧試験制度での初級システムアドミニストレータ試験の試験区分レベルに包含されます。今後、情報系国家資格の入門レベル的な試験として、認知されていくものと思われます。

(国家資格)
主催:独立行政法人情報処理推進機構
URL:http://www.jitec.ipa.go.jp/

ITストラテジスト試験(ST:Information Technology Strategist Examination)

新試験制度において高度(プロフェッショナル)試験に位置付けられた試験制度です。企業や組織のビジネスリーダーとして、経営戦略を理解した上で、システムを運営するため、経営、マネジメント、技術情報に関する全般的な知識から、電子商取引など最先端の情報技術を応用したビジネスの企画や、現在のビジネスの問題点の把握、改善方法など、情報システムと経営に関する知識と企画力など、その企業に適したIT戦略の策定能力、総合的な技能が求められています。

(国家資格)
主催:独立行政法人情報処理推進機構
URL:http://www.jitec.ipa.go.jp/

システム監査技術者試験(AU:Systems Auditor Examination)

システム監査技術者とは、情報システムが経営に貢献しているかどうかを、さまざまな側面から客観的に評価し、問題の改善などを行うエキスパートです。具体的には、経営方針に基づいた監査計画の立案から、監査の技法、監査結果の正確な報告書の作成と説得力のある改善勧告の実施などを行います。情報システムに関する総合的な知識から、高度な判断力やコミュニケーション能力、客観的な視点などが求められ、これらの技能を評価する試験制度です。

(国家資格)
主催:独立行政法人情報処理推進機構
URL:http://www.jitec.ipa.go.jp/

基本情報技術者(FE:Fundamental Information Technology Engineer Examination)

基本情報技術者とは、情報システムの開発プロジェクトにおいて、プログラムの設計書の作成や、プログラミング、単体テストなどを担当する技術者です。情報技術に関する基本知識から、設計書の作成能力、プログラミング言語、テスト手法など、基本的な技術や知識が求められ、これらの技能を評価する試験制度です。 SEやプログラマーを目指す人が多く受験しています。以前は、「第二種情報処理技術者試験」と呼ばれていました。

(国家資格)
主催:独立行政法人情報処理推進機構
URL:http://www.jitec.ipa.go.jp/